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周防正行監督最新作『カツベン!(仮)』がクランクイン 主演は成田凌、ヒロインには黒島結菜(ぴあ映画生活)

(公開: 2018年09月30日)

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出典元: 『カツベン!(仮)』監督と出演者

待望の周防正行監督最新作『カツベン!(仮)』。本作の主演には若手俳優の成田凌が大抜擢され、先日東映京都撮影所で行われた囲み取材の様子も明らかとなった。

今からおよそ100年前、“映画(活動写真)”がまだサイレントでモノクロだった頃、日本では楽士の奏でる音楽とともに独自の“しゃべり”で物語を作り上げ、観客たちを映画の世界に誘い、そして、熱狂させる“活動弁士”、通称“活弁(カツベン)”が大活躍していた。ほかにはない日本独自の文化が花開き、多くの人々が映画を観に行くよりも活動弁士のしゃべりを聞きに行っていたほど。本作はそんな時代を舞台に、活動弁士を夢見る青年が、とある小さな町の映画館に流れついたことからすべてが始まる、“アクション×恋×笑い”の要素を織り交ぜたノンストップエンタテインメントだ。

超満員の映画館、隣町のライバル映画館、再会を果たした初恋相手、大金を狙う泥棒、ニセ活動弁士を追う警察までをも巻き込み、やがて事態は誰もが予想もしなかった展開へ……。今回、その主人公に大抜擢されたのが“MEN’S NON-NO”専属モデルとして活躍し、大ヒットとなった『劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』へ出演するなど、様々な分野で活躍する若手最注目俳優の成田。彼は本作にて映画初主演となる。ヒロインには若手実力派女優の黒島結菜。さらに永瀬正敏、高良健吾、井上真央、音尾琢真、竹野内豊といった超実力派俳優陣が脇を固める。もちろん竹中直人、渡辺えり、小日向文世らをはじめとする周防作品おなじみのキャストも登場する。

先日の囲み取材で、映画がまだ活動写真と呼ばれていた時代を舞台とした作品を撮ろうと思ったきっかけについて周防監督は、「日本映画の無声映画時代には“活動弁士”という存在がいて、映画を解説しながら上映していた時代があり、これは世界でも日本独自の文化でした。日本映画の始まりの物語をエンタテインメントとしてみなさんに知っていただき、日本映画の歴史というものを感じてもらいたかったという気持ちが一番強かった」と、作品に対する熱い思いを語った。さらに、成田、黒島を主演、ヒロインに抜擢した理由については「ふたりともオーディション(3カ月にわたり、男女100名ずつ実施)で選びました。日本映画の始まりの頃はまだみんなが初々しく、そのような初々しさをふたりに感じました。また成田さんは会った時の素直な感じ、そして活動弁士として映画を解説している姿がオーディションを通じて想像できたので、その才能を信じてキャスティングさせてもらいました。黒島さんは役でも駆け出しの女優を演じる、その役柄にふさわしい初々しさと可愛らしさを感じました」と、抜擢の理由を明かした。

本作で映画初主演となる成田は「映画初主演を周防組で行えるということで、この世界にいる人間としては誰もが羨むようなことだと思っており、もちろんプレッシャーも感じておりますが、何より安心感と信頼があるので、何があっても、這いつくばってでも真ん中に立っていようと思っています」と、本作にかける意気込みを語った。

ヒロインに抜擢された黒島は自身の役所について、「女優に憧れる女性で、非常に素直で純粋で、小さい頃に活動写真というものを見て、女優になりたいと思う一途な女の子です」と述べ、「今回オーディションで選んでいただいて、なんで私なんだろうという不思議な気持ちがあったのですが、素直に嬉しいです。あまりオーディションで受かることが今までなかったので(笑)みなさんと良い作品を作っていけるというのは、今後の私の女優人生の中でも非常に貴重な経験になると思うので、撮影を頑張りたいなと思っています」と、力強く意気込みを語った。

先輩の豪華俳優陣と共演するにあたっての気持ちについて成田は、「錚々たる方々がいる中で、主演という形で携わらせていただきますが、主演だからと変に気構えることなく、監督を信じ、共演者の方々を信じて一生懸命やっていきたいです」と、心の内を語った。

そして周防監督は、「私の作品に欠かせない方もいれば、初めての方もたくさんいるので、どんな風に私の映画の中で輝いてもらえるかを考えるのは非常に楽しみですし、いつにもましてハジけた映画になると思います。大正時代の空気を感じさせつつ、映画自体の味わいとしては無声映画時代のアクションを意識して作るので、お芝居も普段やっている雰囲気とは違う形をみなさんに要求していこうと思っています」と、本作の作品作りに対する意気込みを語った。

さらに周防監督は、京都の太秦をはじめ、ロケセット等の手応えについて「劇中のサイレント映画もすべて、かつてあったものを使うのではなく、新たに撮影し、それを劇中のサイレント映画として公開します。それに先立って時代劇部分をこの太秦で撮影させていただきました。役者をはじめスタッフも時代劇を長年やってこられた、分かっている方々なので、非常に助かりました。今回は大正時代のお話ですが、太秦にある時代劇に対する蓄積というものを上手にこの映画の中で活かして、尚且つ東映が今まで持ち続けてきた技術や情感というものにも助けていただけるのではないかと思っておりますので、そういう楽しみもあります。私自身も現代劇を離れるという初めての体験であり、日本映画についての映画でもあるので、その培ってきた技術というものを私自身もここで体験し、勉強したいと思っています」と、クランクインしたばかりの状況の中、早速手応えを感じさせるコメントを述べた。

『カツベン!(仮)』
2019年12月、全国公開






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