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蒼井優、竹内結子、松原智恵子、山崎努らが出演 映画『長いお別れ』15秒特報&ティザービジュアル公開(ぴあ映画生活)

(公開: 2019年01月28日)

[ 元の記事 ]
出典元: 『長いお別れ』

『湯を沸かすほどの熱い愛』の中野量太監督が、直木賞受賞作家・中島京子の同名小説を映画化する最新作『長いお別れ』(5月全国ロードショー)。本作に、蒼井優、竹内結子、松原智恵子、山崎努が出演していることが発表され、15秒特報とティザービジュアルが公開、あわせてキャスト陣のコメントも公開された。

『長いお別れ』特報

父・昇平の70歳の誕生日会。久しぶりに集まった娘たちに告げられたのは、厳格な父が認知症になったという事実だった。日に日に記憶を失っていく昇平の様子に戸惑いながらも向き合うことで、自分自身を見つめ直していく家族たち。そしてある日、家族の誰もが忘れかけていた“愛しい思い出”が昇平の中に、今も息づいていることを知る……。

認知症になった父を取り巻く“東(ひがし)家”の次女・芙美役には、『彼女がその名を知らない鳥たち』で2017年度の主演女優賞を総なめにした蒼井。長女・麻里役は、映画・ドラマ・舞台・CMと活躍し、日本を代表する人気女優の竹内だ。

母親・曜子役には、日活3人娘のひとりとして一世を風靡し、『ゆずの葉ゆれて』でソチ国際映画祭主演女優賞に輝いた松原。そして、認知症を患う父親・昇平役を、紫綬勲章、旭日小綬賞を受章した名優であり、『モリのいる場所』など現在も精力的に話題作に出演し続ける山崎が務める。また、麻里の息子・崇役には、オーディションで抜擢された蒲田優惟人が決定。日本映画界を代表する豪華キャストが、認知症の父と過ごす7年間の日々を、時に泣き、笑い、悩みながら前に進んでいく東家として丁寧に演じ、観る者すべてに深い感動を与える。

公開された15秒特報では、「ゆっくり記憶を失っていく父との、お別れまでの7年間」というナレーションとともに、東家の面々の泣き笑いの表情が映し出されている。さらに、なぜかメリーゴーランドに乗る父を見守る家族たちの様子に、「あんた誰だ?」「麻里だけど」という、くすっと笑えるやり取りもあり、本作がユーモアも交えたおかしみのある作品であることが期待される映像となっている。

あわせて公開されたティザービジュアルは、本作の印象的なシーンである遊園地のメリーゴーランド前にて、東家の記念写真を意識して撮り下ろされたもの。楽しそうな家族たちの中で、認知症により状況が分からず、ひとりしかめっ面をする父親の姿が印象的な仕上がりになっている。“だいじょうぶ。忘れることは、悲しいだけじゃない。”というコピーから、今や身近な病である認知症を、悲しいもの、つらいものとして捉えるのではなく、暖かな眼差しをもって描かれていることが予見される。

キャスト陣によるコメントは下記。

■蒼井優(東芙美役)
私が演じた芙美は、よしておけばいいのにと思うようなことをついやってしまう、でも笑えるほど不器用でもない、というちょっと不憫なタイプの女性です。そんな彼女が30歳を超えてもう1度家族から学ぶことの大きさが大切なのかなと思いながら演じました。東家の皆さんとの共演はとても光栄でした。お芝居とは何なのかを山崎努さんの御本で学んで来た私にとって、まさか山崎さんと同じ画面に入れる日が来るなんて思ってもいませんでした。今思い返しても夢のような時間で、感動の連続でした。松原智恵子さんと竹内結子さんの、おふた方が家族でいて下さることが心強く、毎日本当に助けていただいてばかりでした。言葉では言い表せないほど感謝しています。

■竹内結子(今村麻里役)
クランクインの前に監督が、ひとつの家族として始められるように、東家のリハーサル時間を設けてくださったので、安心して撮影に入ることができました。姉妹の会話のシーンの撮影中、監督には「麻里さんがリズムを作ってほしい」と言われていました。私の今までのお芝居ではやったことのない、監督の独特のテンポを指示されたので、新しいものが見られるのでは、と完成を楽しみにしています。

■松原智恵子(東曜子役)
認知症という暗くなりがちな話を、あたたかでユーモラスに描いた作品です。曜子の優しさと明るさをどうすれば出せるかと悩んでいた私に、中野監督は「明るく軽やかに、段々良くなってきましたよ。もう1度やってみましょう」と何度も辛抱強くやさしく“叱咤激励”をしてくださいました。時々落ち込む私(曜子)に、認知症の夫は無言のあたたかな眼差しを、明るい娘たちはそれぞれ色々な問題を抱えながらも包み込むようなハグを……私自身が介護されて支えられていた毎日でした。そんなやさしい、あたたかな撮影現場でした。

■山崎努(東昇平役)
原作を読んでいる時、この役のオファーが来るのではないかとの変な予感がありました。その予感が当たり、不思議な心持がしています。中野監督のことは、前作や脚本に触れるにあたり、大変な才能だと思っておりました。実際に現場で一緒に仕事をしても、見事な演出で、感服致しました。認知症の家族を持つ友人がいるのですが、彼はとにかく「笑うことが大事」だと言います。この作品が何より素晴らしいのは、認知症という扱いにくい題材に対し、おかしみの要素をうまく取り入れてユーモアを失わずに作り上げたところだと思います。

『長いお別れ』
5月全国公開