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「日本人にとっても新鮮な時代劇」小関裕太が映画『サムライマラソン』に出演(ぴあ映画生活)

(公開: 2019年02月28日)

[ 元の記事 ]
出典元: 小関裕太

映画『サムライマラソン』は、『キャンディマン』『パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト』のイギリス人監督、バーナード・ローズがメガホンを取り、佐藤健、小松菜奈、森山未來、染谷将太、青木崇高、竹中直人ら錚々たるキャストが集結した話題作だ。

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黒船来航で揺れる幕末、日本で初めて開催されたマラソン大会とされる「安政遠足(あんせいとおあし)」を描いた本作は、『超高速! 参勤交代』で知られる土橋章宏の小説『幕末まらそん侍』が原作だ。安中藩主・板倉勝明は太平の世でなまった藩士たちを鍛錬するために、15里の山道を走る遠足を開催することを思いつく。名誉や褒美、様々な動機で遠足に参加する藩士たちの戦いがスタートするも、とある行き違いで遠足が幕府への反逆とみなされてしまい、刺客が安中藩に迫る。行きはマラソン、帰りは戦……。果たして勝者は誰なのか? 

連続テレビ小説『半分、青い。』や映画『春待つ僕ら』で、フレッシュな魅力を振りまいた小関裕太は、本作が時代劇初挑戦。国を想い、幕府の刺客として戦いに身を投じる青年・三郎を演じたが、バーナード・ローズ監督との役柄について随分とディスカッションを重ねたと嬉しそうに語る。

「バーナード監督の撮影はかなり独特で、アドリブ中心で台本通りにいかないんですよ。だから、遠足の勝者が誰なのかも、撮影している間もわからなかったくらい。監督が大事にしていたのは、僕たちが常に本気で“そこに存在している”ということでした。とくにこの役は、作中では人物の背景が描かれていないので、その部分を作っていくのが楽しかったですね。彼は荒くれ者揃いの刺客の中で、唯一家柄の良い好青年なんです。そんな中で、刺客として生きることになった理由を自分なりに考えて、監督とも随分話し合いました」

思わず目をそむけたくなるような生々しい戦闘シーンにも体当たりで挑戦し、乗馬シーンもスタントマンではなく、自身で演じたという。役作りにあたっては、かなりの準備をしていたそうだ。

「近所の公園で木刀の素振りをやったりしていました。乗馬も初挑戦だったんですが、楽しかったですね。山道も細道も崖っぷちも走れるようになりました。撮影が終わった今でも、時間を作って乗馬の練習をしています。“馬が合う”という言葉がありますけど、馬と人って相性があるんですよね。当日決まった馬が、ちょっと相性の良くない馬で(笑)。でも慣れることができるので、撮影をしているうちに息があってきました。カメラと僕、馬と僕という戦いを同時にしながらの撮影でした(笑)」

今回の撮影は成長の糧になったようで、俳優としての新境地となった本作に対して自信も感じられた。

「『サムライマラソン』は、豪華なキャスト陣、アカデミー賞のスタッフの方々でお送りする、美しくてダイナミックで重厚な作品です。イギリス人監督が描く時代劇ということで、いわゆる“時代劇”の先入観が一切無いんですよね。外国の考える“和”の素晴らしさ、“サムライ”のカッコよさが描かれていて、日本人にとっても新鮮な時代劇になっていると思います。ぜひ大スクリーンで観て欲しいですね」

『サムライマラソン』
2月22日(金) TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー

取材・文:藤谷千明
撮影:杉映貴子