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「覚悟が芽生えました」 上白石萌歌が日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞(ぴあ映画生活)

(公開: 2019年03月01日)




[ 元の記事 ]
出典元: 上白石萌歌

上白石萌歌は、マネージャーからの電話で日本アカデミー賞新人俳優賞受賞を知らされた。「周りの音が一瞬、何も聴こえなくなって色んな思いがグルグルと頭を巡り、次の瞬間、色んな感情が胸に込み上げてきました」と上白石は、その時の様子を明かす。

4年前に同じ賞を受賞した姉の上白石萌音に知らせると「両親に恩返しできるね」と我がことのように一緒に喜んでくれたという。何より、嬉しかったのは「私に映画の世界を教えてくれた大切な作品」と語る映画『羊と鋼の森』で評価されたこと。

2011年、“東宝シンデレラ”オーディションで史上最年少でグランプリを獲得したのが10歳の時。それから約8年。10代最後の年を迎えるにあたって、今回の受賞の報を聞いて「この仕事をずっとやっていく! というハッキリとした覚悟が芽生えました」と語る。

本屋大賞受賞の小説を原作にした本作で彼女は、姉の萌音と共に高校生ピアニストの姉妹を演じた。ピアノのレッスンがそのまま役作りになったというが、一方で、彼女は山崎賢人が演じた主人公の若きピアノ調律師・外村の姿に「自分自身を重ねた」と明かす。

「外村さんが苦悩を乗り越えて成長していく姿がすごく印象的でした。外村さんが森で彷徨うシーンでは、『私も女優という“森”に足を踏み入れて、この先彷徨っていくんだな』という思いを抱いていました」

昨年のドラマ『義母と娘のブルース』に、現在放送中の『3年A組 – 今から皆さんは、人質です -』など、話題作への出演が続き、着実に人気、知名度を増している。「街で声をかけていただくことが増えました」とはにかみつつ、「でも、自分の中では何も変わっていなくて、いただいた役を一生懸命、演じるだけ」と頷く。

「役に色んな感情を引き出してもらえるのが楽しい。普段は自分ひとりのことしか知らないのに、役の力を借りて、こんな感情、自分の中にあったんだ? こんな気持ちになるんだ? と化学変化が生まれるのが面白いです」

『3年A組』で共演しているメンツを見れば分かるが、同世代には実力派の女優陣がひしめく。その中で彼女は、「みんなのことをもっとよく知りたい」と語る。「もちろん『こんなもの私の中にはないや!』というものを持っている人も多いし、尊敬の念も羨ましさもあります。でも、ライバル心というよりは、何かその人から自分のものにできるものがあるんじゃないか? 一緒に芝居したり、お話ししたりする中で、新しい価値観に触れられるんじゃないか? という思いですね。個性的な素敵な人たちがたくさんいるので、もっともっと『知りたい』です」

さらに貪欲に! 強い覚悟を胸に森を突き進む。

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取材・文・写真:黒豆直樹