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ミュシャが後世へ与えた影響とは?『みんなのミュシャ』展がスタート(ぴあ)

(公開: 2019年07月15日)




[ 元の記事 ]
出典元: アルフォンス・ミュシャ 《舞踏―連作〈四芸術〉より》 1898年 カラーリトグラフ ミュシャ財団蔵

アール・ヌーヴォーの騎手として名を成したアルフォンス・ミュシャ(1860~1939)。彼の作品とともに、ミュシャ作品が後世へ与えた影響をたどる展覧会『みんなのミュシャ ミュシャからマンガへーー線の魔術』が、7月13日(土)よりBunkamura ザ・ミュージアムにて開催されている。

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チェコに生まれ、世紀末のパリでサラ・ベルナール主演の舞台ポスターを手がけて名声を得ると、グラフィック・デザイナーとしてさまざまな商品ポスターや装飾パネルを手がけたミュシャ。エレガントな女性の姿に花などの装飾モティーフを組み合わせ、流麗な曲線や円などの構図を多用。「ミュシャ様式」と呼ばれる独創的なスタイルを確立していった。

同展では、そんな「ミュシャ様式」がどのように作られ、また後世にどのような影響を与えたかをひも解いていく。

前半では、ミュシャの少年時代からポスター画家として名声を築く1890年代までの足取りを100点以上の作品とともに追いながら、彼の作品のインスピレーションの源となった蔵書や工芸品も紹介。

後半は、ミュシャから影響を受けた、後世の国内外のグラフィック・アーティストの作品を展示する。

なかでも、1960-70年代の英米で起きたミュシャ・リバイバルとサイケデリック・アートとの視覚的な相関にフォーカスし、ロック・ミュージックのポスターやレコード・ジャケットなどを通して検証していく。

さらに、ミュシャの作風に多大な影響を受けた1985年以降に出現するアメリカの「モダン・エイジ」世代のコミック作家や、日本の明治期の文芸誌、1970-80年代に頭角を表す日本のイラストレーターや少女マンガ家たちの作品も紹介される。

没後80年を経てもなお、世界中で愛されるミュシャの作品。その美学を堪能するとともに、ロックからアメコミ、文芸誌から少女マンガまで及んだ影響力のすごさを、あらためて感じ取ってほしい。