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藤原歌劇団公演『ランスへの旅』 天才ロッシーニが描く究極のベルカント(ぴあ)

(公開: 2019年09月01日)

[ 元の記事 ]
出典元: 2015年藤原歌劇団公演『ランスへの旅』 (C)公益財団法人日本オペラ振興会

イタリアを代表するオペラ作曲家ロッシーニの、最高に楽しいドラバタ喜劇『ランスへの旅』が上演される。本来は、シュルル10世の戴冠祝賀行事一環として作曲されたカンタータで、当時のイタリアを代表する歌手たちが総出で歌ったというガラ・コンサートのようなこの作品は、作曲から159年後の1984年に行われた「ペーザロ・オペラ・フェスティヴァル」においてオペラとして復活上演された作品だ。

その内容は、フランスの温泉保養地プロンピエールにある宿「金の百合亭」に集まった各国の紳士淑女が繰り広げる大騒ぎ。彼らの目的は、ランスで執り行われるシャルル10世の戴冠式への出席だ。ところが、彼らをランスまで運ぶ予定の馬も馬車も全て出払っていることが判明して一同愕然。そこに「パリでも祝典が行われる」という朗報が届き、一同大喜びで、ランスへの旅費を使った大宴会を繰り広げるという、なんともバカバカしい話なのだがこれが楽しい。

ベルカントオペラの名手たちの饗宴は、さながら後年料理研究家となったロッシーニが得意とする豪華な料理を味わうようだ。

◆公演概要
9月5日(木)~9月8日(日)新国立劇場オペラパレス
藤原歌劇団公演『ランスへの旅』(共催:新国立劇場、東京二期会)

指揮:園田隆一郎
合唱:藤原歌劇団合唱部/新国立劇場合唱団/二期会合唱団
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

出演
<9月5日、7日>
コリンナ:砂川涼子
メリベーア侯爵夫人:中島郁子
フォルヴィル伯爵夫人:佐藤美枝子
コルテーゼ夫人:山口佳子
騎士ベルフィオーレ:中井亮一
リーベンスコフ伯爵:小堀勇介
シドニー卿:伊藤貴之
ドン・プロフォンド:久保田真澄
トロンボノク男爵:谷 友博
ドン・アルヴァーロ:須藤慎吾
ドン・プルデンツィオ:三浦克次
ドン・ルイジーノ:井出 司
デリア:楠野麻衣
マッダレーナ:牧野真由美
モデスティーナ:丸尾有香
ゼフィリーノ:山内政幸
アントーニオ:岡野 守

<9月6日、8日>
コリンナ:光岡暁恵
メリベーア侯爵夫人:富岡明子
フォルヴィル伯爵夫人:横前奈緒
コルテーゼ夫人:坂口裕子
騎士ベルフィオーレ:糸賀修平
リーベンスコフ伯爵:山本康寛
シドニー卿:小野寺光
ドン・プロフォンド:押川浩士
トロンボノク男爵:折江忠道
ドン・アルヴァーロ:上江隼人
ドン・プルデンツィオ:田島達也
ドン・ルイジーノ:曽我雄一
デリア:中井奈穂
マッダレーナ:高橋未来子
モデスティーナ:田代直子
ゼフィリーノ:有本康人
アントーニオ:田村洋貴